2018年2月2日 「経営の先生」
僕には経営の先生が2人います。
一人目は八百屋さんで、その人の体調や好みに合わせて野菜を選んでくれます。
自分で料理を作るのが難しい方には、お惣菜を作ってくれます。
広告宣伝などは一切行っていないにも関わらず、お客さんが途絶えません。
八百屋さんの営業を見ているとホームページやSNS、チラシやクーポン、セールスなどはお客さんとの強い信頼が築かれていれば必要が無いことに気づかされます。
この八百屋さんから学んだことは、お客さんが必要なものを売れば必ず売れるということです。
八百屋さんは漢方の勉強などもされていて、店に入ってきた瞬間にその人の体調が分かるそうです。
確かに、僕を見つめる八百屋さんのまなざしは健康を心配する母親のまなざしそのものです。
僕の野菜不足を心配して、特別にお弁当を作ってくれます。
八百屋さんの野菜を食べて12年以上になります、常にオーバーワーク気味ですが健康です。
インフルエンザとは縁のない生活です。
このお弁当が無いと僕は困ります。
お弁当=ほうれん草のおひたし・リンゴ・甘酢からあげ・白和え・大根と豚肉 ※レタスが入っていたのですが食べてしまいました
二人目は牛肉屋さんで、そこにしかない味を提供し続けています。
食通の人も唸らせる牛肉の佃煮を販売しています。
牛肉屋さんには経営の相談をする人が多いようで、店主が助言をしている場面をよく見ます。
この牛肉屋さんで学んだことは、そこにしかないものは世界一ということです。
牛肉屋さんは全国各地から問い合わせがきていますが、店舗展開をしません。
佃煮が売り切れることもしばしばありますが、規模を拡大しません。
自分の味を守ることと店舗展開や規模の拡大は関係ないと教えられました。
コツコツ仕事を重ねる大切さと厳しさを感じさせてくれる貴重な場所です。
プレゼントで佃煮を送れば、超超超喜ばれます。唯一無二の味ですから。
この二人に共通しているのが
・夫婦仲がとても良い
・生涯現役
・仕事を愛している
・60年以上同じことを続けている
・与えることが喜び
・いつも幸せそう
・マイペース
・足ることを知っている
と、書き出すとキリがないのです。
できれば僕も先生たちのようになりたいと思うのです。
先生たちの年まであと45年。日々精進です。
「人生とは努力ですよ」(先生の言葉より)
2月2日の授業では経営学と仰臥位(背中~頸部)を学びました。
2月9日は手根揉捏(しゅこんじゅうねつ)をする予定です。
親指を使わなくてもできる整体の方法を学びます。
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