2017年9月22日 授業内容
「不安を安心に変える魔法のファーストタッチ」と題して、肩甲挙筋の触り方を勉強しました。
患者が来院時、最初に感じていることは不安です。
この人は大丈夫だろうか?
一体、何をされるのだろう?
本当に良くなるのだろうか?
などなど、様々な不安がよぎります。
不安が募れば恐怖になります。
恐怖を感じるお店に人は集まりません(お化け屋敷は別)。
不安をそのままにして施術することは危険です。
不安は筋肉の緊張を作りだします。
それは、思わぬ事故やケガにつながったりします。
施術者も患者も共にリラックスできる環境を作ることが大事です。
不安が安心に変われば「期待」になります。
「期待」が満たされれば「信頼」になります。
特に、問診の重要性を説明しました。
触診の際に、座ったまま肩甲挙筋のトリガーポイントを触れると一気に安心感が増すことを試してみました。
トリガーポイントにちゃんと触れるとズーン、ドーンなどの響きがあります。
響きを与えることが安心につながります。
この人に身体を任せても大丈夫という安心です。
「響き」を「効いている」という表現に変えても構いません。
※学生の方は自分の肩で肩甲挙筋のトリガーポイントを探す練習をしてください(下の図参照)。
トリガーポイントを見つけることができれば他の人の身体でも探してみて下さい。
「絵で見るトリガーポイント 筋・筋膜の疼痛と不快感に関する知識」 (監訳=哺育会浅草病院 整形外科部長 高橋 清輝 アプライより参照)
手技は、菱形筋を中心に練習をしました。
まだ4回しか授業をしていませんが、学生の上達ぶりに頭が下がります。
9月22日の授業ではこのようなことを勉強しました。
9月29日は伏臥位(うつ伏せ)の状態から、肩甲挙筋のトリガーポイントを探ってゆきます。
※学生の方は教科書P83・P84に目を通しておいてください。
運動学も少しやりたいので、合わせてP26~P31までの図を見ておいてください。
◎事務局よりご連絡
ノートとペンの忘れ物がありました。学院内で預かっております。
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