2017年9月8日 授業内容
しかし、痛みにフォーカスしすぎると問題の本質を見失うという所から授業を始めました。 患者が何に困っているのか、よく聞くことが大切です。
身体全体を海とするならば、血は潮です。
筋肉は海流としました。
海流が滞ると、その場所は冷たくなるそうです。
海流と海流がぶつかりあう所は変化が起こりやすいです。
筋肉と筋肉が入り組みあう所に不調がおこりやすいです。
不調が起こりやすいところは西洋医学ではトリガーポイントと言います。
東洋医学では経絡のツボがそれにあたります。
筋肉が固まっているところは冷えています。
すなわち、海流が滞っているといえます。
その場所に熱を伝えるのが私たちの仕事であると説明しました。
手技は「体圧」を勉強しました。
力で押すのではなく、体で圧をかけてゆくことが大切です。
「体圧」をかける際、施術者はリラクッスしてゆっくり押すことを意識してください。
力で押すと、身体は反発します。反発した状態が続くと身体は自分を守ろうとして余計に筋肉を固くします。筋肉がほぐれないだけでなく、炎症が起こる場合があるので非常に注意が必要です。
「軽擦」が泳ぐのだとすれば「体圧」は潜ることです。
※現在通われている学生の方は「体圧」の練習をひたすらしてください!
より深く潜れるようになるには、指をまず鍛えなければなりません!
「軽擦」と「体圧」が基礎になりますが、それが全てです。
感覚を養うために多くの人の身体に触れ、練習することが重要です。
ある時点からパッと身体に触れるだけで、なんとなくその人の不調が理解できるようになります。
それまで、練習あるのみです。
9月8日の授業ではこのようなことを勉強しました。
9月15日の授業では基礎解剖学(上肢)の筋肉・骨、そして「痛み」について学んでゆきます。
※学生の方はP48・61に目を通しておいてください!
あと、前回渡したプリントを持ってきてください。
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